生体力学の研究者はねずみの前脛骨筋を調べていました。局所変化と全体の動きの量を正確に早く測ることが望まれていました。

実験は生きた組織を含んでいるので、ひずみゲージを接着させる事は難しく、組織の動きに影響を与えてしまいます。可能な限り多くの位置のデータを短時間で、収集する事は重要なポイントでした。マーカー追跡は使用されましたが、全体の平均しかとれませんでした。この種の情報を処理することは研究者にとって大変時間がかかり煩雑な作業でした。

CSI社のVIC-3Dシステムは、筋肉全体表面の収縮データを短時間で測定しました。システムの速さとシンプルさで、多くの測定を正確な時間間隔で取り込みました。サンプルへの影響も無く、大きなひずみのあるエリアが、どこにあるかを推測する必要もありません。

計測結果は、高い空間分解能で、筋肉組織の「集合体」が筋収縮の重要な変化を引き起こした多数の領域を特定することを可能にしました。これらの領域は、従来の方法では特定されませんでした。
全ての計算が、自動的にできるようになり、これは多くの時間を節約し、データ処理で人為的なミスを回避しました。