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超音波音弾性残留応力計測システムUltraMARS-6D

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UltraMARS-6D
ウルトラマースは、超音波での音弾性法を計測原理として開発された応力計測システムです。板厚方向に超音波を伝搬させる複屈折音弾性法によって、板厚方向の平均応力を測定することができます。鉄・アルミニウムなどの金属やプラスチックでできた部品・構造物部材等の、負荷応力や残留応力を計測します。ウルトラマースは、セミオートマチックで非破壊計測ができ、小型軽量で持ち運びができるので、研究室だけでなく、野外の現場でも使用可能です。
特長
  • ●負荷応力や残留応力の大きさと方向がわかる
  • ●物質の音弾性係数を計測可能
  • ●溶接による残留応力を、トリートメントデバイスにより低減することができる
  • ●厚さが測定できる
  • ●ヤング率やポアソン比を計測可能
応用例
  • ●橋やビルなどの構造物の残留応力測定
  • ●スチールやアルミニウムなどの部品の残留応力計測
  • ●プラスチック製品にも応用可能
  • ●構造物の長期間応用モニタリング
  • ●残留応用のトリートメントによる低減
計測原理
ウルトラマースは超音波を用いた残留応力の測定方法である音弾性法を使っています。これは、固体内の応力の状態により超音波速度が変化する現象を利用した応力測定法であります。音弾性法では超音波が伝搬する平均の残留応力の測定が可能であり、複屈折音弾性法では板厚方向(内部)の平均の残留応力が測定できます。表面SH波音弾性法は、表面近傍の平均の残留応力が測定できます。
ウルトラマースは、専用の特殊なマウントを使うことによって、いくつかのセンサーを、同じ場所で取り換えて計測することにより、複屈折音弾性法を簡単に実現することが可能になりました。
ウルトラマース計測原理
<音弾性法>複屈折音弾性法
板厚方向に超音波を伝搬させることにより、板厚方向平均の応力を測定することができます。
ウルトラマース音弾性法
主な仕様
板圧の応力測定厚さ2mm~150mmまで測定可能
負荷応力の計測誤差5~10Mpa
降伏応力の精度0.1σyMpa
ピンやボルトの軸応力の計測範囲25mm~1000mm
バッテリー外で使用可能なバッテリーパックあり

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