
Micro-DICシステムは、光学倍率0.5-2倍をターゲットにした極小エリアに特化したDICシステムになります。カメラ内にシャインプルーフ光学系が構築されており、カメラおよびレンズ位置を固定にすることで各々のカメラから得られる共通エリア領域を大きくし、光学ひずみの減少、補正を行うことで高精度DICを実現します。高解像度カメラ4機種と光学倍率4種類のレンズを組み合わせてシステムアップします。レンズは4種類(x0.5/x1/x1.5/x2)が用意されており、シーンに応じてシステムアップします。カメラ、レンズ、照明が一体化されている為、取り回しも良く、極小エリアを高精度解析するのに特化したシステムになります。

重複視野(FOV)領域の比較
従来のステレオカメラセットアップ
DIC解析が有効となる2台のカメラからの共通可視化エリアは1台のカメラで得られる可視化エリアに比べて狭くなってしまいます。また拡大撮影の場合、カメラ間の角度をつけると被写界深度が必要となり、通常よりもレンズを絞る必要が出てきます。

3D MICRO DIC
シャインプルーフ光学系の採用により、2台のカメラから得られる共通可視化エリアが非常に拡げることが可能になる為、解析エリアを最大限に保てることがメリットになります。被写界深度も稼げる為、面外方向への動きがある計測対象物に対しても有利になります。


主な仕様
解像度 | 8.1M Pixel | 12.3M Pixel | 16.2M Pixel | 24.6M Pixel |
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フレームレート | 51fps | 33fps | 26fps | 17fps |
最小視野 | 3.95 x 3.95mm | 5.6 x 4.1mm | 7.25 x 4.15mm | 7.25 x 6.3mm |
光学倍率 | x0.5/x1/x1.5/x2から選択 | |||
変位測定分解能 | 面内方向:±10nm〜(可視化範囲による) 面外方向:±25nm〜(可視化範囲とカメラ間角度による) | |||
ひずみ測定分解能 | 〜0.005% | |||
変位測定精度 | 絶対変位±150nmのトレーサビリティに利用可能なツール |