
GFP1600 FPI(フラットパネルイルミネーター)は、大型エリア応力画像化システムです。複数のLEDライトパネルを組み合わせることで、自動車用フロントガラス、サイドガラス、リアガラス、サンルーフ、さらには建築用ガラスなど、あらゆるサイズのガラス製品に対応可能です。このシステムは高感度(1nm)かつ広範囲な遅れ測定範囲(1000nm)を持ち、美しく詳細なデジタル応力画像を生成します。
豊富な機能を備えたソフトウェア DeltaVision
GFP1600 FPI フォトエラスティック応力解析(PSA)システムは、使いやすいDeltaVisionソフトウェアで管理されます。このソフトウェアは、フォトエラスティックデータの取得、表示、解析、保存に対応する多機能ツールです。
DeltaVisionは他にも多くの機能を提供しており、以下を含みます。
- ●RGB LEDイルミネーターの完全制御
- ●遅れ(MPaまたはpsi単位)のキャリブレーション
- ●点、線、エリアごとの詳細解析
- ●Edge-Stress Toolを使ったエッジ圧縮および引張値の測定
- ●Excelなどへのデータエクスポート

GFP1600 FPIの特長
GFP1600 FPIは、大型ガラスサンプル全体の応力画像をフルフィールドで提供します。以下の形成プロセスで発生する応力をドキュメント化できます。
熱勾配 / 空気流 / 折り目線 / デフロスター / バスバー / はんだタブ / テンパーパターン
熱勾配 / 空気流 / 折り目線 / デフロスター / バスバー / はんだタブ / テンパーパターン
自動車用ガラスから建築用ガラスまで、設計・製造における応力解析ニーズを満たす多用途なソリューションです。
以下のようなツールやアクセサリーを活用できます。
- ●大型エリアの応力画像取得
- ●任意のエリアを拡大し、詳細な応力画像を生成(視野範囲:50mm×60mm)


GFP1600 FPIの用途
GFP1600 FPIとFPI(フラットパネルイルミネーター)を組み合わせることで、大型ガラスサンプル全体の応力画像を取得できます。フロントガラスや窓などのガラス全体で、正確で定量的な応力データを容易に収集し、製造時の問題解決や残留応力データベースの作成に役立てることができます。
システムアプリケーション例
このGFP1600システムのアプリケーション例画像には、GFP1600 FPI、GFP1600 TEST STAND、GFP1600 REFLECT、およびGFP1600 DESK/MICROにより取得されたものを含みます。
自動車用サンルーフ

●Shear Max画像:応力の最大値を表示
●Shear 45画像:テンパー(強化パターン)の可視化
●Shear 45画像:テンパー(強化パターン)の可視化
自動車用リアガラス

●Shear MaxおよびShear 45画像で強化パターンを確認
自動車リアガラスShearMAX画像

画像はGFP1600 FPIを使用して取得されたものです。GFP1600 FPIは、大型ガラスサンプルの応力測定に最適です。
自動車リアガラスShear45°画像

自動車用バックライトのせん断応力45のイメージです。画像はGFP1600 FPIを使用して取得されました。GFP1600 FPIは、大型ガラスサンプルの応力測定に最適です。
建築用強化ガラス

画像は9mm厚の強化建築用ガラスのエッジ応力を示しています。この画像はGFP1600 FPIを使用して取得されました。
フロントガラスの空気流による異常応力(ShearMAX)

画像はフロントガラス周辺の応力を示したもので、大型ガラスサンプルの応力を測定するGFP1600 FPIの優れた性能を示す好例です。
フロントガラスの空気流による異常応力(Shear45°)

画像はフロントガラス周辺の応力を示したもので、大型ガラスサンプルの応力を測定するGFP1600 FPIの優れた性能を示す好例です。
バスバーとヒーター接続部の拡大画像

GFP1600 FPIで測定したフロントガラスの応力の優れた例です。ShearMAX。
クローズアップひび割れラインとデフロスター

バスバーからヒーター要素へ移行する際の残留応力。ヒーターはオフの状態です。画像全体にわたるひび割れラインを確認できます。
主な仕様
寸法 | 76mm(W)× 105mm(H)× 60mm(D) |
---|---|
レンジ | 1000nm |
再現性 | 2% |
精度 | 0–10nm ± 0.5nm、10–100nm ± 5nm、100nm ± 5% |
フレームレート | 10 f/s |