
特長
- ●デジタル画像相関法に基づいた計測原理
- 被計測物表面の各計測点の変位は、サブピクセルの精度で計算。
- ●同時に違う角度から計測することで被計測物の各点での3次元の動きを計算
- 分解能は、変位で視野の10万分の1、ひずみで0.01%(視野による)。
- ●校正用のプレートを取り込む時の制限が少ないので、校正作業がしやすい
- 様々な条件下で、簡単に3D-コリレーションシステムを用いることが出来ます。
コンクリートの3点曲げテスト


計測画面例

ゴム材の大変形の計測

エキマニの熱変形

カメラマウントの歪

タイヤの静的加圧
DIC計測ワークフロー
STEP 1
機材設置

3DDIC計測は両カメラの位置関係が計測精度の肝になる為、しっかりと姿勢をキープすることができ、且つ両カメラの位置を微調整可能な機構を有することが作業効率化へと繋がります。
STEP 2
キャリブレーション

計測エリアに適したサイズのキャリブレーションターゲットで校正作業を実施します。校正画像は通常十数枚の画像が目安となります。校正結果はリアルタイムでも確認することが可能です。
STEP 3
録画撮影

被計測物の現象に応じた撮影パラメータでDIC解析用の画像を取得します。DAQシステムを使用することで外部アナログ電圧も同時計測することが可能になります。TIFF/BMPの静止画連番ファイルを取得して解析に移行します。
STEP 4
DIC解析

スペックルパターンが付いているエリアでの三軸変位成分が求められます。得られた変位情報からひずみ、速度、加速度、曲率、周波数などのデータが算出可能です。ポイント、エリアを指定し、グラフ表示やCSV出力が可能です。
DIC計測解析フロー例

計測・測定アプリケーション例
主な仕様(Standerd)
計測範囲(使用するレンズによる) | 標準:50×50mm~5×5m以上(オプションにて500×500μm) |
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計測ひずみレンジ | 0.005%~2000%以上 |
計測精度 | ピクセル間の1/50~1/100 <変位>100×100mmの視野で1~2μm <ひずみ> 50με |
データサンプリング | 50Hz 使用するカメラに依存。高速度カメラも使用可能。 |
カメラ | 2448×2048ピクセル、12ビット白黒(他のカメラも使用可能) |
PC/OS | デスクトップまたはノートブック/Windows10 / 11 |
主なデータの内容 | ・形状、変形、ひずみ、応力のデータ ・剛体移動除去、速度、曲率などのデータ ・全ての出力において、点、エリア内の平均や履歴のデータ |
照明/キャリブレーションプレート | LED照明(三脚付き)/キャリブレーションプレート:8枚 |
アナログ入力ボックス | 4チャンネル A/Dコンバータ(USB接続) |
オプション
- ●12Mカメラ(4096×3000)、31Mカメラ(6480×4860)他
- ●各種ハイスピードカメラに対応
- ●カスタムメイドの自動計測、自動解析