コリレーテッドソリューションズ社(Correlated Solutions)

デジタル3D-コリレーションシステムVIC-3D

HOME  >  製品情報  >  デジタル3Dコリレーションシステム VIC-3D
VIC-3D
VIC-3Dは被計測物の材料や部品を2台以上のカメラで撮影し、可視化画像から変形計測やひずみ解析を非接触且つ3次元で行うシステムになります。スペックルパターンが付いているエリアを面全体の分布として変位、ひずみの値を算出できることが最大のメリットになります。高解像度カメラ2台を用いて計測対象の変形画像を取得し、特殊な画像相関法によって計測対象の3次元変形情報が求められます。ポストプロセス処理で変位、ひずみの解析が出来ること以外に、応力、周波数、速度、加速度、曲率など、各々XYZ3成分に分離してデータを取得することが可能で、コンター図にて2D/3D表示が可能です。
デジタル画像相関法(DIC)について
特長
●デジタル画像相関法に基づいた計測原理
被計測物表面の各計測点の変位は、サブピクセルの精度で計算。
●同時に違う角度から計測することで被計測物の各点での3次元の動きを計算
分解能は、変位で視野の10万分の1、ひずみで0.01%(視野による)。
●校正用のプレートを取り込む時の制限が少ないので、校正作業がしやすい
様々な条件下で、簡単に3D-コリレーションシステムを用いることが出来ます。
コンクリートの3点曲げテスト
3点曲げテスト
3点曲げテスト
計測画面例
ゴム材の大変形の計測
ゴム材の大変形の計測
エキマニの熱変形
エキマニの熱変形
カメラマウントの歪
カメラマウントの歪
タイヤの静的加圧
タイヤの静的加圧
DIC計測ワークフロー
STEP 1
機材設置
タイヤの静的加圧
3DDIC計測は両カメラの位置関係が計測精度の肝になる為、しっかりと姿勢をキープすることができ、且つ両カメラの位置を微調整可能な機構を有することが作業効率化へと繋がります。
STEP 2
キャリブレーション
タイヤの静的加圧
計測エリアに適したサイズのキャリブレーションターゲットで校正作業を実施します。校正画像は通常十数枚の画像が目安となります。校正結果はリアルタイムでも確認することが可能です。
STEP 3
録画撮影
タイヤの静的加圧
被計測物の現象に応じた撮影パラメータでDIC解析用の画像を取得します。DAQシステムを使用することで外部アナログ電圧も同時計測することが可能になります。TIFF/BMPの静止画連番ファイルを取得して解析に移行します。
STEP 4
DIC解析
タイヤの静的加圧
スペックルパターンが付いているエリアでの三軸変位成分が求められます。得られた変位情報からひずみ、速度、加速度、曲率、周波数などのデータが算出可能です。ポイント、エリアを指定し、グラフ表示やCSV出力が可能です。
DIC計測解析フロー例
DIC計測解析フロー例
計測・測定アプリケーション例
材料試験
  • ◎引っ張り試験
  • ◎破壊力学
  • ◎金属
  • ◎複合材
  • ◎溶接した継ぎ目
材料試験
  • ◎歪計測
  • ◎熱サイクルテスト
  • ◎重機
  • ◎FEA検証
材料試験
  • ◎エンジンの振動
  • ◎電子部品
  • ◎飛行機の翼のたわみ
  • ◎オーディオスピーカー
材料試験
  • ◎筋肉収縮
  • ◎腱/靭帯 応力
  • ◎骨/軟骨 応力
  • ◎血管拡張
材料試験
  • ◎破壊テスト
  • ◎防弾チョッキ
  • ◎爆発衝撃
  • ◎エアバック
  • ◎風洞実験
主な仕様(Standerd)
計測範囲(使用するレンズによる)標準:50×50mm~5×5m以上(オプションにて500×500μm)
計測ひずみレンジ0.005%~2000%以上
計測精度ピクセル間の1/50~1/100 <変位>100×100mmの視野で1~2μm <ひずみ> 50με
データサンプリング50Hz 使用するカメラに依存。高速度カメラも使用可能。
カメラ2448×2048ピクセル、12ビット白黒(他のカメラも使用可能)
PC/OSデスクトップまたはノートブック/Windows10 / 11
主なデータの内容・形状、変形、ひずみ、応力のデータ
・剛体移動除去、速度、曲率などのデータ
・全ての出力において、点、エリア内の平均や履歴のデータ
照明/キャリブレーションプレートLED照明(三脚付き)/キャリブレーションプレート:8枚
アナログ入力ボックス4チャンネル A/Dコンバータ(USB接続)
オプション
  • ●12Mカメラ(4096×3000)、31Mカメラ(6480×4860)他
  • ●各種ハイスピードカメラに対応
  • ●カスタムメイドの自動計測、自動解析

ページトップへ